ねぴねぴ劇場

ファクトベース思考で経済を読み解く

日本の借金1000兆円で、純負債は583兆円!?

日本の借金1000兆円問題について

『日本の借金1000兆円超えている、このままだといつかは財政破綻するかも』
と、テレビや新聞で報道されているため、念の為事実確認してみましょう。

日本の負債を確認

とりあえず、日本の資産と負債がどれくらいあるか確認してみます。
現在の最新の国の財務状況が下のリンクです。

国の財務書類(平成30年度) : 財務省

 

下図は、上記リンク先の『平成30年度「国の財務書類」のポイント』p.4から抜粋

政府の貸借対照表

政府の貸借対照表

30年度末の負債合計のところに 1,258.0 とありますね。(単位:兆円)

つまり、1258兆円の負債があるということです。

 

日本の負債が1000兆円超えているということは事実ですね。

 

次に、財政破綻するかどうかは、負債だけを考えればよいのでしょうか。

例えば、1億円の借金をして、1億円の土地を購入した人の場合、

負債は1億円ですが、1億円で買った資産もあります。

土地の売却時の価格を、7千万円と仮定すると、

借金の支払いに困ったら、土地を売れば 7千万円になります。

つまり、実質の借金は 3千万ですね。

 

日本の資産を確認

では、日本の資産も見てみましょう。

30年度末資産合計のところに 674.7 とありますね。(単位:兆円)

675兆円の資産があります。

 

つまり、実質負債 (純負債) は、583兆円になります。

(負債1258兆円 - 資産675兆円)

うわぁ、負債多すぎて大変ですね。

 

次回『日本の政府、破産リスクは!?』です。